木製名刺入れ

久しぶりに作ってみました。

今回の木地名は、欅(ケヤキ) 一位(イチイ) 胡桃(クルミ)。そして、槐(エンジュ)。珍しいですよね。

槐、漢字としては鬼が付くので怖そうにみえますが、花言葉が幸福!昔から魔除けや鬼門除け。それに、読み方から『延寿』と書くことも。

なぜ、こんな木を持っているかというと、以前ブログにも書いた新築の現場で古材を再利用したときの材料です。玄関の上框と、仏間の段縁に使って加工のしやすさと削りやすさを実感していました。

この槐の名刺入れは、もちろんこの家の方へのプレゼントです。幸福、魔除けと聞くと誰でも欲しくなりますよね。それを、持ち歩けたら尚さらいい感じ。

槐の木なんて、山から切り出されることあるんだろうか?!

写真の左側に映っている欅。下の方に穴が開いてるのわかりますか?加工をしていると、木取りの関係でどうしても穴が入ってしまって、商品にはならないと思いながら、眺めていましたが🤔

穴付きかぁ。 逆に面白いかも。

そう思い、作ってみたら有りかもしれませんね。でも、自分用かな😅

1個作るのに、3日くらいかかるので大量生産は無理ですが、就職祝いやプレゼントに使っています。

趣味で作って、もらってくれる人が喜んでくれたらなによりです✌️

シンプル。オシャレ。

アイアン手すり オシャレ手すり

お客様の提案!いいと思います!

オシャレな洗面化粧台の紹介です。

旦那さんも奥さんも人前に出るお仕事で、朝は忙しく洗面化粧台の取り合いになっていたそうです。そこで、新築を期に2人ならんで仲良く使えるよ化粧台が欲しいというご要望でした。しかも、オシャレに!

右側は、鏡の裏が収納になっていて、コップや歯ブラシなどが入ります。 カウンターの下には、タオルも収納出来ます。写真には写ってませんが、左右両方にコンセントもタオル掛も付いています。

この広さと設備があれば、忙しい朝でもケンカになることはありません。

しかも、奥さんの選ばれた照明もカッコいいですよね。自分より、断然センスがいいです😅

大切なお話し。

今日は特別な写真ではありませんが、大切な事です。

ここに見えている材料は、桧の柱。間柱、36㍉幅の縦に通しています。筋交い、斜めに入っています。横胴縁、45㌢ピッチで間柱に打付けている横向きの下地です。

この上に、プラスターボードを貼ってクロスや塗壁の下地にしていきます。

みなさんも、クロスに亀裂が入っていたり、壁に凹凸が出来ていたりするのを、見たことありますよね。その原因は、この下地にあります。材料や手間を省略するために、横胴縁を無くして施工してしまうことです。

木というのは、湿気を吸ったり乾燥したりするときに、必ず動きます。その動きを最小限度に抑えるために、縦と横に組合せて木を固定します。それを、横を無くして縦だけにしてしまうと、亀裂などの原因に、なってしまうということです。

こんな30年前に当たり前に習ったことをやらないだけで、仕上がりにまで影響してしまう。やっぱり基本は大切です。少しの手間をはぶいて楽をするより、細かいことに気を付けて施工する責任。それが、一番大切です。大工がいい下地を組んで、仕上げの職人さんが施工する。それが、いい家を造る責任とコンビネーションです。

少し長くなりましたが、こんな下地だけでも差があります。見られる機会があれば、注目してみてください。やまけんの現場でも、見ることが出来ますよ。